てぃーだブログ › おーるないと ☆ G行為

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Posted by TI-DA at

2018年02月28日

 愛が欲しい。

 お金が欲しい。

 お金のある愛がイチバン欲しい。

 姑はいらない。  


Posted by 紫風子 at 18:00呟 ( talking )

2018年02月24日

成長/堕落

 人と目を見て話せるようになりました。

 つまらない話でも笑えるようになりました。

 悔しくても翌日まで持ち越さない術を身につけました。

 場の空気を呼んで発言できるようになりました。

 納得できないことだって相手に譲る余裕も生まれました。

 苦しむ人間に感情移入しない知恵を得ました。

 我を忘れて喜ぶことをしなくなりました。

 心の底から悲しむ前に感情を抑えるようになりました。

 考えないことが楽だと知りました。

 一歩ひいて全体を俯瞰するようになりました。

 成長したね、と言われます。

 堕落したの、と答えてます。  


Posted by 紫風子 at 13:00呟 ( talking )

2018年01月26日

真冬の海岸

 あの波の音が美しいから偽物みたいで。

 あの落城した砂のお城が物悲しくて。

 海の向こうで戦争が始まるなんて嘯(うそぶ)いて。

 流木に物語を重ねるだけの感性も死んでしまって。

 夕焼け空を飛ぶ海鳥を撃ち落としたいなんて。

 そんな残酷なことを思った自分が可笑しくて。

 愛しくて、切なくて、悲しくて、虚しくて。

 もう浜辺を歩いただけでは心は満たされないのかな?

 なんて思いながら真冬の海岸を歩いてみる。

 砂浜に刻まれた私の足跡。

 その足跡に敢えて名前をつけてみる。

 昔なら『未来に向かって』なんて思ったかもしれない。

 今は単純に『カウントダウン』だろうか?  


Posted by 紫風子 at 22:10感 ( sentimental )

2017年12月23日

感情かくれんぼ

 匣庭の中で、かくれんぼ。

 知りたくない感情を四隅に隠して、
 鬼の声を聞いている。

「もういいかい?」

「まぁだだよ」

「もういいかい?」

「まぁだだよ」

「もういいかい?」

「もういいよ」

 隠していた感情を鬼が見つけて、
 目の前で示唆したとしても、
 私は「知らないよ」と言い張るだろう。  


Posted by 紫風子 at 11:00詩 ( poem )

2017年12月02日

不器用な君

 いつも不機嫌そうな顔をしている君。

 声をかけても、
 そっけない返事しかしない君。

 周囲の人間を見下している君。

 孤独を愛している君。

 けれども本当は、
 人から必要とされたいと願っている君。

 向こうから近寄ってくるのを、
 ずっと待っている君。

 ただ待ちわびている君。

 不器用な君。

 高すぎるプライドが、
 悪い方向にしか作用していない君。

 高すぎるプライドを、
 上手に利用できない君。

 とても不器用な君。

 思ったことを、
 そのまま口にしてしまう君。

 そして敵を作ってしまう君。

 自分の気持ちを、
 誤魔化す方法を知らない君。

 素直すぎる君。

 純粋すぎる君。

 素直で純粋が故に歪んでしまった君。

 だから、
 やっぱり不器用な君。  


Posted by 紫風子 at 22:00詩 ( poem )

2017年10月29日

大根役者

 昨日、誰かに告げた真実が、
 今日になったら嘘の布石になってて。

 今日、口にした偽りが、
 明日になったら、ある種の真実に成り変わり。

 何気なく構築したものが、
 意外なところで価値を生んだり。

 目的を持って制作した作品が、
 予想外に足枷となる場合だって頻繁で。

「ありがとう」という感謝の気持ちが、
 結果的に君を傷つけたり。

「殺してやる」という憎悪の気持が、
 最終的に君を助けたり。

 あまりにも好きだったから、
 拒絶してしまいました。

 あまりにも嫌いだったから、
 敢えて引き寄せてみました。

 でも。

 さよならを告げた絶望が、
 ぴったりと隣を歩いている。

 さよならを告げた絶望が、
 希望と手を繋いで戻って来る。

 もう無くしたと思っていたのに、
 ぴったりと隣を歩いている。

 もう捨てたつもりだったのに、
 希望と手を繋いで戻って来る。

 歩むべき道を見失ってしまった。

 そういった振りをしています。

 それでも思惑とは裏腹に、
 自然と発生した現象が、

 右往左往している嘘を見抜いて、
 行くべき方向を、

 明確に、

 明瞭に、

 指し示す。

 天の邪鬼な私は、
 でも相変わらず大根演技を続けている。  


Posted by 紫風子 at 05:00感 ( sentimental )

2017年10月07日

枯渇

「セックスが好きなのではなく、貴方が好きなの」

 と、そんな台詞を嘯けるほど純情じゃないし。

 酸いも甘いも経験し尽くした結果、
 最後に残ったものが捌け口だけの性行だなんて、
 あまりにも悲しいかなって思っただけ。

 まぁ、やりますけど。

 道具みたいな存在は嫌だけど、
 それでも抱かれている時だけは、一応、幸せかも。

 その一瞬だけなんだけど。

 誰かの欲望を受け止めることでしか、
 自分の存在意義を実感できなかったのは確か。

 というか、それは今でもあるかもしれない。

 劣等感だらけの私は、
 好きな相手にとって都合の良い存在でしかなくたって、
 それでも裂けそうになる感情を殺して、
 一応は幸せだって思うようにしている。

 でも当然の話、本当に欲しいもの、
 それは溺れるような快楽なんかではなく。

 いや、それ自体は嫌いではないのだけれど。

 ダイレクトな快感の行きつく果てに待っているものは、
 私の場合、単なる虚無感の場合が多いわけで。

 やっぱりメンタルで満たされた果てに何があるのか、
 そっちの方を一度でいいから知ってみたい。

 ぶっちゃけ?

 愛が欲しい?

 みたいな?

 うすら寒い台詞を吐いていることは重々承知しているけれど、
 セックスの後に見え透いた優しさで場を和ます貴方の、
 本当の意味での温かさを欲するのは贅沢なのでしょうか?

 と、夕暮れ時に思う。  


Posted by 紫風子 at 16:50感 ( sentimental )

2017年09月28日

イマジン

 目を閉じて、ゆっくりと数をかぞえる。
 十まで数えたら心臓が止まると仮定してみる。

 八の段階で鼓動は早まり、
 九に至ると震えが止まらなくなる。

 いつも、ここで終わる。

 実際に十まで数えても意味がない。
 どっちに転んだって、意味がない。

 浅ましい自分を想像して悦に浸る時がある。

 醜ければ醜いほど。
 卑しければ卑しいほど。

 あの胸を抉るような言葉の刃は、
 誰が投げたんだっけ?

 思い出せない。
 思い出せないけど痛みは覚えている。

 残酷なシーンばかりを集めた映像を観たことがあって。

 想像した。
 自分が加害者になっている姿を。

 想像した。
 自分が被害者に成り果てる姿を。

 夢想の産物は今でも自分自身を切り刻む。

 思い出した。
 あの言葉の刃は自分自身が放ったものだった。

 山田花子の『自殺直前日記』は今でも愛読書。
 彼女は、結局、想像力に潰され、殺された。

 天国なんか無いと想像してごらん?

 想像、夢想、空想、妄想してごらん?

 嗚呼、なんて危険なんでしょう?

 お仕事中のオハナシ。

 取り引き先の女性従業員が凄まじいワキガだそうだ。
 ずっと噂には聞いていた。

 そして、この前、遂に対面した。

 百聞で膨らんだ想像は、
 実際に彼女を前にした時、粉々に打ち砕かれた。

 想像以上だった。

 めちゃくちゃ顔が可愛いのに。

 私の想像は現実に負けた。
 圧倒的過ぎる現実を前に、しかし違う想像が働く。

 彼女の日常について、色々と。

 誰も口にしないのかな?

 デリケートな問題だからかな?

 それとも出過ぎた杭は打たれないのかな?

 などなど。

 そろそろ眠たいので、この辺で。

 今日は、どんな夢を見るのだろう?

 想像しながら目を閉じる。  


Posted by 紫風子 at 23:55呟 ( talking )

2017年09月27日

約束を反故

 交わした約束と、
 果たした約束は、
 比例するわけが無い。

 と、そんな詭弁を武器に、
 開き直っているのです。

 嘘をつくつもりは無かったんです。

 でも結果的に嘘をついちゃいました。

 好きでもない相手に唇を重ねるように、
 躊躇いなく節操なく嘘を重ねてしまう。

 自分自身の軽はずみさに笑ってしまう。  


Posted by 紫風子 at 00:00嘘 ( liar )

2017年09月26日

残像に接吻

 不意に過ぎった微かな記憶が、
 鋭利な刃物のように胸へと突き刺さる。

 思い出そうと躍起になって。

 思い出せずに短気になって。

 手を伸ばせど残像を残したまま記憶は薄れ、
 曖昧な感情が波紋のように広がってゆく。

 愛しい輪郭。

 広がって、そして消える。

 堪らない気持ちなのに掴めなくて。

 私は面影を取り戻すように、
 空虚な心に指を入れ、

 残像に接吻する。  


Posted by 紫風子 at 18:40感 ( sentimental )